ウェブサイト(ホームページ)制作

様々な機能を盛り込んだ、モダンなウェブサイト構築。
本質を追求したユーザーに寄り添った作り。

HTML5 & CSS3

HTML5 & CSS3 対応

現在の主要ブラウザは、HTML Living Standard(通称HTML5)およびCSS3に完全対応しており、これにより従来は困難だった表現や機能の実装が容易になりました。

クロスブラウザ対応の手間が軽減されたことで、表示速度・ビジュアル品質・ユーザビリティの向上をより高いレベルで実現可能となっています。
また、新しいUI・UX手法やアニメーション、視覚効果などの採用により、他にはない魅力的なコンテンツの提供も可能になりました。

とはいえ、最も重要なのは常に「ユーザー目線」です。見た目の華やかさよりも、直感的で使いやすいインターフェース設計を重視し、ユーザーにとって本当に価値のある体験をご提供します。

※2021年1月28日、W3CによりHTML5は廃止され、現在は「HTML Living Standard」が正式な仕様となっています。

SITE STRATEGY

ウェブサイトの本質

ウェブサイトは、単なる広告媒体ではなく、ユーザーとの接点を担う重要なサービスの一部です。企業にとっては宣伝活動の一環であることに変わりはありませんが、「費用対効果」ばかりを追求して過度にコストを抑えてしまうと、十分な情報提供ができない中途半端なサイトに陥ってしまいます。

一方で、デザインや演出に過度な投資をしてしまうと、かえってユーザー体験を損ない、目的を見失ったウェブサイトになる危険性もあります。

重要なのは、ユーザーが求める情報を、分かりやすく、適切な形で提供することです。
サイトの読み込み速度、導線設計、階層構造、視認性、そして直感的なナビゲーション。これらすべてがユーザー満足度に直結します。

近年ではスマートフォンからのアクセスが全体の半数を超える一方、4K以上の高解像度ディスプレイを持つPCも普及しており、多様な閲覧環境に対応した柔軟な設計が求められています。

私たちは、本質を捉えた「機能するウェブサイト」の構築をご提案いたします。

USABILITY FIRST

使いやすさを最優先に

ユーザーにとって「使いやすいウェブサイト」とは、直感的に操作でき、必要な情報に迷わずたどり着ける構造を持つものです。過去にはフラットデザインにより、ボタンと装飾の区別が難しいという問題がありましたが、現在はデザインと操作要素の識別性が改善されつつあります。

中でも特に避けるべきは、重要なリンクやボタンが意図しない場所に配置されていたり、ページのスクロールをしないと見つけられないレイアウトです。主要なナビゲーションは、ユーザーの目に入りやすいヘッダー周辺に集約し、現在地を把握できるナビゲーション構造(パンくずリストや常時表示されるメニュー)を用意することが重要です。

また、問い合わせフォームなどのユーザー入力部分も、ユーザビリティ向上の重要な要素です。たとえばフリガナ入力欄では、「全角カタカナで入力してください」と警告を出すよりも、自動変換する方がユーザーの負担を減らせます。小さなラジオボタンやチェックボックスもCSSで適切にサイズ調整することで、操作性が大きく改善します。

結論として、「ユーザーがどこでストレスを感じるか」を見極め、それを排除することこそが、現代のウェブサイトに求められる「使いやすさ」です。デザインの奇抜さよりも、ユーザーの体験を中心に据えた構築が求められる時代です。

XSS, CSRF

ウェブサイトにおけるXSS・CSRF対策の重要性

ウェブサイト制作において特に注意すべきセキュリティ対策は、ユーザーからのデータ入力を受け付ける箇所です。静的なウェブサイトでは比較的リスクは低いものの、メールフォームや検索機能、データ抽出など、閲覧者の操作により動的に情報を生成・表示する仕組みを持つサイトは、攻撃の標的となりやすくなります。

代表的な脆弱性として、XSS(クロスサイトスクリプティング)とCSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)が挙げられます。これらは不正なスクリプトやリクエストを利用し、ユーザーの情報を盗み取ったり、不正操作を引き起こしたりする攻撃手法です。

残念ながら、多くのウェブサイトでこれらの対策が不十分な状態にあり、悪用されるリスクは常に存在しています。特に知名度の低いサイトは攻撃を受けにくいだけであり、決して安全とは言えません。

セキュリティに関する基本的な知識と意識があれば、これらの脆弱性は容易に検査可能であり、早期発見・対策が可能です。
安全なウェブサイト運用のためには、これらのリスクを認識し、適切なセキュリティ対策を講じることが不可欠です。

SQL SECURITY

SQLインジェクション対策の重要性

動的なウェブサイトでは、閲覧者の入力データに基づきSQLコマンドを発行してデータベースから情報を抽出することが多く、その際にSQLインジェクションという重大なセキュリティリスクに注意が必要です。

SQLインジェクションは、悪意ある入力によりデータの改ざんや不正取得、最悪の場合はデータベース全体の破壊を招く脆弱性です。
幸いにも、この種の脆弱性は基本的な知識があれば容易に検査可能であり、適切な対策を講じることができます。

一方で、データ量が比較的小規模で、万一全ての情報が閲覧されても問題がない場合には、データベースを静的なJSONファイルとして管理・配信する方法も有効な選択肢です。
この方法により、データベースへの直接アクセスを回避できるため、破壊リスクを大幅に低減できるほか、サーバー負荷の軽減やページの高速表示も実現可能です。

さらに、JavaScriptを活用してJSONデータを動的に操作すれば、ページの再読み込みを減らし、より快適でレスポンスの良いユーザー体験を提供することができます。

UPLOAD SECURITY

ファイルアップロード機能におけるセキュリティリスクと対策

ウェブサイトにおけるファイルアップロード機能は利便性が高い一方で、適切なセキュリティ対策がなされていない場合、重大なリスクを招く可能性があります。

特に注意すべきは、悪意のある実行可能ファイルをアップロードされ、外部から不正に実行されてしまうケースです。こうした脆弱性を悪用されると、フィッシングサイトの設置、パスワードの窃取、ウェブサイトの改ざんなど、多様な攻撃に発展する恐れがあります。

サーバーの動作仕組みやファイル管理の知識が不十分なままファイルアップロード機能を実装すると、セキュリティホールを作り出すリスクが非常に高まります。
そのため、安全なファイル形式の制限、アップロードファイルの検査、権限管理の徹底など、総合的な対策が不可欠です。

SITE PERFORMANCE

サイト軽量化の重要性と最適バランス

昨今、多くのユーザー環境が高速な光回線と高性能デバイスを備える中で、サイトの軽量化の重要性がやや軽視されがちです。もちろん、アクセス数の多い大規模サービスでは徹底した軽量化が施されていますが、中規模以下のウェブサイトにおいては、開発やメンテナンスの利便性を優先し、結果として重いサイトが散見されます。

サイトのメンテナンス性・拡張性・品質と軽量化は相反する要素も多く、最適なバランスを見極めることが重要です。特に、データベースへのアクセスは可能な限り回避し、予めキャッシュを生成して配信することで、応答速度の大幅な向上が期待できます。

また、画像フォーマットは用途に応じてSVG・WebP・AVIF・PNG8・PNG24・JPEG・GIFなどを適切に使い分けることが求められます。その他、CSSやJavaScriptの最適化、不要なリソースの削減など多岐にわたる手法がありますが、いずれもメンテナンス性との兼ね合いを踏まえた設計が肝要です。

エーオーシステムでは、こうした要素を総合的に考慮したパフォーマンスと運用性の両立をご提案いたします。

SEO STRATEGIES

SEO対策の現状と実践的テクニック

かつては小手先のサイト調整で検索順位を上げることが可能でしたが、現在ではサイトのコンテンツそのものの質がSEOの最重要要素となっています。ユーザーに価値ある情報を提供し、信頼性や専門性を示すことが求められています。

さらに、Googleは機械学習やAI技術を活用し、検索意図の理解を深めています。そのため、単なるキーワード最適化にとどまらず、ユーザー体験(UX)の向上やページ表示速度の高速化、モバイル対応、セキュリティ(HTTPS)など、多方面からの総合的な評価が重視されています。

加えて、構造化データやリッチスニペットの活用、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)の強化など、SEOの技術的側面も進化を続けており、適切な実装が不可欠です。

一方で、不自然なリンク構築や過剰なキーワード詰め込みといったブラックハットSEOは厳しく取り締まられ、ペナルティのリスクが高まっています。

これらの対策は、Googleの公開ルールのみならず、経験値や検証結果、業界の実践的知見に基づいて継続的にアップデートしていく必要があります。
SEOは静的な作業ではなく、常に変化する検索エンジンのアルゴリズムとユーザー行動を注視し、柔軟に対応する「継続的なプロセス」であることを理解することが重要です。